こんにちは!NPO法人MAKE HAPPY 間伐リーダーの にしけん です!さあ、気がつけば、ツリーハウスの制作も三ヶ月目に突入!
ウッドショックの影響で、講座の内容自体は少し遅れているものの、着々と進んでいます。
今回の講座では
◾️座学「図面の見方」
ゲスト講師:渡辺さん
◾️実習「土台の加工、持ち上げ」
を行いました。
8月の真夏日かと思いきや、意外にも雨上がりで気温がいい感じに落ち着いた、とても過ごしやすい日。そして実は、秋の空気も少しずつで始めてる、そんな日でした。
さあ、今回もよろしくお願いいたします!
ゲスト講師 なべちゃん!
早速なのですが、今回はなんと!特別ゲストが来てくださいました!!!!
建築士の渡辺さんです。通称「ナベちゃん」
建築士というと、安藤忠雄さんとか隈研吾さんとかどっちかというと、近代的なシュッとした建物を設計する人というイメージが強いのですが、
このなべちゃん面白いのが、“古民家好き” な建築士さん!
今回の「和室ツリーハウス」の話を、大工のタケルくんから聞いてテンション上がってくださったらしく、その実際の設計をしてくださってます。
今回は、その設計図、いわゆる「図面」の読み方を、プロの建築士さんから教わりましょう!という内容。
レア!!!!!!
みんなでしっかりと、図面の見方を教えていただきました。受講者のみなさんの、ほんと真剣なこと!
平面図 / 立面図 / 断面図と、立体のモノを作るにあたり色んな角度から切り抜いた図面が存在すること。
軒の長さ / 屋根の勾配 / 畳の大きさ、どこに柱や、戸や、壁が入るのか?など
プロの図面を見る機会なんてなかなかないので、僕もとても勉強になりました。
こうやって、今からみんなで作る家の設計図を一から教えてもらえると、イメージがくっきりと具体的になるので、ワクワクが全然違いますね!
古民家の魅力
午前の講義が終わり、お昼ご飯中にナベちゃんから教えていただいたことなのですが、個人的にとても納得したのでみなさんにシェアさせてください。
何かというと「古民家が過ごしやすい理由」についてです。
今シェアビレッジで、私西本が普段生活し、この講義などを開催している場所は、「蔵」なんです。
この「蔵」、何がおもしろいって
“夏、涼しい”
んです。
実際のこの夏は、扇風機のみでクーラーは使わず過ごしました。ツリーハウス製作講座で人が10人くらい部屋にいる時でも大丈夫でした。外は、日差しがだいぶ暑いと感じる日でもです。
その理由は、どうやら「土壁」にあるようなんです。
ナベちゃんが説明してくれるには、土が熱を吸収する時間は、木や鉄と比べて、ゆっくりであるということ。
一番日差しが強いのは、正午。その日差しが当たり、現代の家だと、昼過ぎには家の中が熱気で溢れてしまう。
しかし、土壁はゆっくりと熱を吸収するので、外が熱いお昼の時間帯にはまだ室内は涼しいまま。
そして、遅れて夕方17時くらいになってようやく室内が暑くなってくる。
そしてその頃になると、外が涼しくなってくるので、窓を開ければ風が入ってくる。しかも、打ち水をすればさらに風が冷たくなって入ってくる。
昔の人は、この高温他室の日本に合わせた建築方法や、習慣をちゃんと持っていたのですね。日本には、日本のやり方が合う。それを改めて感じさせていただけました。
ナベちゃん、ありがとうございました!
後半へ続く
さあ!お昼を食べてからは、実際に森から伐ってきた樹が、加工され、生きた杉の上に乗ります!
後半のブログもぜひ読んでみてくださいね。
お知らせ
イベントスケジュール
10/24(日)「間伐カフェ」出店
棚田LOVER’S FES@兵庫県市川町
活動日
基本、毎週金曜日にシェアビレッジの森で森作りを行なっております。
参加無料。ぜひ、お気軽にお越しください。
来られる際は、西本までご一報ください。
info@makehappystory.com
間伐プロジェクトのビジョン
[森作り]
丹波シェアビレッジを拠点に、生物も植物も、全ての生と死が循環する豊かな森を創っていきます!
[行きつけの森]
全国にきらめ樹を伝えていき、みなさんのお住まいの地域に森を見つけていきます。あなたの「行きつけの森」を作りませんか?
[ツリーハウス/楽器作り]
木工を通じて、日本人が国産材を使うことの大事さを伝えていきます。今年は、きらめ樹材でDIY!
活動報告「Forest Family」
日頃の活動の詳しい報告は、FBグループ「Forest Family」にて行っております。
ハッピーサポーター募集
にしけんの月々の活動費を支援してください。月額1000円からの継続支援が可能で、目標は300口です。にしけんの活動に共感いただけましたら、是非ハッピーサポーターになっていただけると嬉しいです。
※登録の際に【ワンフェス(間伐)】にチェックを入れてください。