大人が楽しむ「きらめ樹」
さあ!そんなこんなで、ツリーハウス製作講座のみなさんに「きらめ樹」を実際に体験していただいたわけですが、とっても嬉しいことがありました!
読まれてない方はよかったら先に【レポート】第2回ツリーハウス製作講座(前半)を読んでください。
というのも、きらめ樹を体験してもらうことによって、講座参加者のみなさんの “心の距離” が近づいた気がしました!
きらめ樹の良いところって、子供だけでなく「大人も全身で楽しめるところ」だと僕は感じています。
20mもある木を目の前に、その皮をいかに上手く上まで剥きあげるか、全身を使って木と対決する感じ!そんなことをしているうちに気がつけば、みんな夢中になっちゃうんです。
森の中で、大人がワイワイキャーキャー笑
大人たちが騒いでるから、子どもたちも安心して、ワイワイキャーキャー!!
そんな、大人が子どもに戻れるような瞬間を「きらめ樹」は与えてくれます。
そのお陰で、講座の皆さんがとっても仲良く慣れた気がしました。
大人って不思議な生き物ですね。いろんなところで、気を遣いあったり、我慢しあったりしてるけど、こうやってみんなで遊ぶと、子どもみたいになれるんですよね。
大人もそれでいいんですよ。というか、それがいい!
森に入って、自分が使う木と接すること
「きらめ樹」によって、大人に子どもの心を取り戻してもらうことも大事な要素の一つですが、「きらめ樹」を体験してもらったのは、もう一つ大切なことを伝えたかったからです。
森→伐倒→製材→加工→家を作る
この一連の流れは、今の世の中ではなかなか体感しづらくなってしまいました。それぞれの分野が分業され、それぞれの分野は分野をまたいでの交流がほぼない。木工作家さんや、大工さんは森に生えている木とは無関係の職業になっているのです。
しかし、昔は家を建てるために、大工さん自ら森で木を選定していたのです。どんな向きで生えていて、どんな環境で育った木なのか、それをちゃんとその目で見るから何百年と続く家を建てられる。
それが本物の、ものつくりだと思うのです。
だから講座のみなさんには絶対に、森に生えている状態の木を見て欲しかった。そして、自分でその木の命をいただくということも体感して欲しかった。ウッドショックからのたまたまの出来事ではあったのですが、それが叶いました。(こちらの記事を参考に)
実際に、その木を自分たちでツリーハウスに変化させることが決まっている皆さんの表情は、他のきらめ樹イベントに参加される皆さんとはまた違って印象的でした。
なんというか、ワクワクに満ち溢れた感じというか。
出口が決まっていて、そのために今動いているという実感は、人間にとってとても大事なことなのかもしれませんね。それは同時に「目の見える距離でモノが作られること」の安心感とも言えるのかもしれません。
(※ちなみに、今回のツリーハウス用の木材は、ほとんど乾かさない生木の状態で利用するため、木材利用の意味では、皮剥きをした効果をした意味はほとんどありません。あしからず。)
伐倒
さあ、最後はその土台となる木の伐倒です。最後は私にしけんが、責任をもって締めます。
切り口の直径が約40cmというのは、僕にとってはまだ未知の世界。初体験の大木の伐倒となりました。
動画は、伐り倒す最後の瞬間。残した追いヅルを切るタイミングです。木が倒れるその迫力を見ていただけると嬉しいです。
伐り倒したこの木が、第3回のツリーハウス製作講座で足場の上に持ち上げられ、大事な土台となります。
今回のツリーハウスは和室で、小さいながらも家になります。その土台を支えてくれるのがこの木!
いやー!ワクワク!
また報告します!次回もお楽しみに!
お知らせ
イベントスケジュール
8/29(日)10時〜
「きらめ樹間伐イベント」@兵庫県丹波市シェアビレッジ
活動日
基本、毎週金曜日にシェアビレッジの森で森作りを行なっております。
参加無料。ぜひ、お気軽にお越しください。
来られる際は、西本までご一報ください。
info@makehappystory.com
間伐プロジェクトのビジョン
[森作り]
丹波シェアビレッジを拠点に、生物も植物も、全ての生と死が循環する豊かな森を創っていきます!
[行きつけの森]
全国にきらめ樹を伝えていき、みなさんのお住まいの地域に森を見つけていきます。あなたの「行きつけの森」を作りませんか?
[ツリーハウス/楽器作り]
木工を通じて、日本人が国産材を使うことの大事さを伝えていきます。今年は、きらめ樹材でDIY!
活動報告「Forest Family」
日頃の活動の詳しい報告は、FBグループ「Forest Family」にて行っております。
ハッピーサポーター募集
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