1/23(日)に、このBlogをスクリーンシェアしながら2021年の活動報告をオンライン配信いたしました。アーカイブをご覧いただけます。
配信に出てくるブログ内容からは、少し修正/更新されております
最初に
こんにちは!NPO法人MAKE HAPPY 間伐プロジェクトリーダーの西本賢(にしけん)です。
初めましての方は、よろしくお願いいたします。この一年応援していただいた方には、心からありがとうございました。このブログでは、昨年2021年の間伐プロジェクトの活動実績を振り返ってみようと思います。
また、よかったら日々のリアルタイムのレポートも、FBプライベートグループ「ForestFamily」にて更新しておりますので、そちらもご覧いただければ、よりリアルな空気も楽しんでいただけるかと思います。
【お詫び】ツリーハウス製作のブログが、全然更新できておらず申し訳ないです…。楽しみにしていただいてる方もおられますし、クラファンの進捗として報告をしないといけないと思うのですが、しっかり内容を伝えようと力が入りすぎてしまい、ブログに関してはなかなか更新が追いついていない現状です。
間伐プロジェクトのビジョン
かつての日本は、森の近くで、その資源を生かしながら生きることで、自ずと森も循環していました。しかし現代では、人間が森から離れてしまっているために、森の循環がなくなり、その事すらも実感として伝わらなくなってしまっています。
人間が生きる上で、一番大事な存在である森。
自然と共存していく心を繋いでいきたい。
テーマは「1000年続く森作り」
大事なことは「みんなが森に入り、森を体感すること」
現在、兵庫県丹波市氷上町のシェアビレッジを間伐プロジェクトの拠点にし、以下の3つのことを行っています。
①森作り 元気で魅力的な森を作る シェアビレッジの森を、土中環境をふまえた上での間伐&植林を施し、元気で豊かな森を作ります。 また、全国のモデルケースとなるような、魅力的な森にしていきます
②仕事作り 木材の使い道を作る 自分たちで木を伐り倒し、その木材を利用。 また、木工技術を継承することで、長期的な森作りを可能にします。 そのための商品&サービス作りをし、木工が仕事になる形作りをします。
③周知 みんなに伝える 日本各地に出向き、森作りの大切さを伝えていきます。 森に関わるイベントの開催と同時に、各地にみんなが入れる森の拠点を作っていき、 元気で魅力的な森が、日本全国に作られていくように動きます。
背景
まず、日本の森の現状と、その解決策であり、私たちのプロジェクト全てに関わっている「きらめ樹間伐」を紹介いたします。
日本の森に関する現状
日本の森は弱っています。理由は、人間の手によって植えられた木々の手入れ不足です。
現在、国土の1/4(1020万ha)が弱った森とも言われるなか、林業従事者は減る一方で(1980年14.6万人→2015年4.5万人)、国産檜の素材価格は1/4まで下落し(1980年76400円→2018年18400円※2)、林業の主な収入源である”樹木の伐倒”により生計を立てるということが難しくなってきていています。
この ”林業家だけが森に入る” という仕事の方法には限界があるのではないかと感じています。要整備林は1000万ha。その広大さを視野に入れると、林業家だけでなく、私たち一般人も加わり森の整備をする必要があるのではないか?
そんな ”暮らしの中での林業” という新たなスタイルを形にしていきたくて、「きらめ樹間伐」を実践しています。
間伐とは?
ちょこちょこ出てきている「間伐」というワード、これは何なのでしょう?
「間伐」とは、簡単にいうと「間引き」です。
野菜で言うと育ちの悪いものをあらかじめ抜いておいたり、僕たちで言うと髪の毛が伸びてボサボサになったら散髪をしたりする感覚です。これを森で例えると「間伐」と言う言葉に変わります。
間伐が必要だと言われている森は、以下のような森です。放っておいたら、台風などでなぎ倒されてしまったり、土砂崩れが起きたりしてしまいます。
みんなでできる「きらめ樹間伐」
このような森で必要となるのが「間伐」。つまり木々を伐り倒して、さっぱりと風通しの良い森になるよう、手入れをすることです。
しかし、木は約20mと大きく、素人が簡単に伐り倒せるような相手ではありません。チェーンソーや、大きな重機など一般の人間ではなかなか取り扱うのも怖かったりします。
そこで、今注目を集めているのが、皮むき間伐「きらめ樹」です。
簡単に言うと、【木の皮を剥くことで、枯らす】と言うことです。とてもシンプルな方法なので、子どもたちも一緒に実践が可能です。
そのままふた夏が過ぎる頃には、葉っぱが枯れ落ち、その隙間から太陽の光が入ってくることで、周りの木々や草花の栄養となる。
周りの植物が、根を張り、土壌が安定し、水を蓄え、川への水の供給が安定。そして、削られた岩石に含まれているミネラルが海へ送られ、海洋生物/植物を養う。つまり、日本全体へと影響を与える循環の源となるのです。
※「きらめ樹間伐」は、NPO法人 森の蘇りが提唱され広めてられている活動名称&方法です。
2021年 活動振り返り
【①森作り】
きらめ樹イベント
きらめ樹イベント(2021年実績) ◆参加者 約170名 ◆イベント開催地域 兵庫/岡山/広島/長崎
そんな、私たちみんなで実践できる「きらめ樹間伐」を、2021年も各地で開催いたしました。お越しいただいた皆さん、企画していただいた皆さん本当にありがとうございました。
4月 → 広島県久井町 約20名(ゲスト参加)/ 長崎県西彼町 約40名(ゲスト参加) 5月 → 兵庫県丹波市シェアビレッジ 約20名 / 兵庫丹波市ごんげんさん 約15名 6月 → シェアビレッジ 3名 7月 → シェアビレッジ(ツリーハウス製作講座内)15名 / 広島県久井町(ゲスト参加)約10名 8月 → 岡山県和気町 44名 / シェアビレッジ 5名 いずれも現地の受入が問題ない場合のみ開催いたしました
ちなみに、皮むきができるシーズンは根っこが水を吸い上げている季節、4〜8月が一般的です。
また、間伐の本数や面積も重要だと思うのですが、私たちNPO法人MAKE HAPPYの活動の、現在時点での1番の目的は、きらめ樹の方法/意義を伝え、その場所で継続的に間伐に入ることだと考えているため、まだ面積や本数をしっかり数えられていません。その点、ご了承ください。今後、方向性によってはしっかりと数値化していく可能性もあります。
きらめ樹キャンプ@岡山和気
昨年開催したきらめ樹イベントの中でも、7/31〜8/1に開催した「きらめ樹キャンプ@岡山和気」が特に意義があったと感じましたので、以下で紹介させていただきます。
ポイントとしては、2つで
①各地のきらめ樹リーダーが集結できたこと ②今後、定期開催のできる一歩になったこと
きらめ樹キャンプ@岡山和気にご参加いただきました皆様、応援していただきました皆様、本当にありがとうございました。44名が参加してくださり、みんなでお話会を聴き、森に入り皮剥きができました。
また、兵庫、岡山、広島、鳥取、島根に点在していた、きらめ樹リーダー(NPO法人「森の蘇り」の研修制度により資格を持っている方達)が一堂に集結し、各人がきらめ樹を始めたきっかけや、今困っていることなど、各地の情報をシェアし結束を固めることができました。
きらめ樹をたくさんの方に伝えられたこと、また各地のリーダーを繋ぐことができ、今後定期的に “森のお祭り” のような形で開催できていく一歩になったことなど、継続的に関わっていくことが大切な森において、特に開催した意義があると感じたイベントとなりました。
改めて、受入を行ったくださった岡山和気のビッグモリーズのみなさま、ありがとうございました。
きらめ樹の伐採
伐採@シェアビレッジの森
きらめ樹の伐採(2021年実績) ◆人工林の間伐 1ha 約140本 ◆森自体の整備(道作り/川の掃除など) ◆スペースが空いて、さらに明るくなった
上記で挙げたように皮むきを施した木々たちは、ゆっくりと枯れていきます。それだけで森に光が入るようになり、森は元気になっていくのですが、やはり長い時間そのまま放置し続けるわけにもいかないのが事実です。
つまり、実際にチェーンソーなどを用いて、その枯れつつある木を伐り倒します。
本来、皮剥きから2年ほどで伐り倒すのが目安です。6年ほど経過したシェアビレッジの森の木々は、立ったまま朽ちる段階まで進んできてますので、伐倒(木を伐り倒す)が必要となる段階にあります。
そのため2021年は通年、協力してくれるみんなと一緒に約140本、6年前に皮を剥かれた木を伐り倒しました。ですので、どんどん森としてのスペースが空いてきて、明るく、遊べる森に変化しつつあります。
毎週金曜日は、シェアビレッジの森のオープン活動日です。たくさんの方が森を訪れ、森の現状を体感してくださいました。川の掃除や、道づくり、薪の確保などもしています。森に来てくれた皆さん、ありがとうございます。
伐採@各地の森
シェアビレッジの森だけでなく、他の森にもきらめ樹の伐採に入らせていただきました。
自然素材工房 はちどり の和田さんに連れられて、京都府南丹市や、兵庫県新温泉町のきらめ樹の森でも活動しております。こちらで伐採した木々は、きらめ樹カホン製作ワークショップなどで使わせていただいております。和田さん、ナベちゃん、いつもありがとうございます。
【②仕事作り(木工)】
「1000年続く森作り」を実践していく上で次に大事なことは、森の手入れの継続です。そのために大事なことの一つに “仕事にする” という視点があると、私西本は考えています。木材原木価格の下がっている現在でも、あくまで木の需要はあると信じています。
ですので、この伐採し持ち出した木材たちをどうお金に変え、仕事に変えていくのかも、私の挑戦の一つです。
楽器製作
きらめ樹間伐カホン製作ワークショップ
皆さんに、天然乾燥のきらめ樹の香りの良さを体感してもらいたい、木工自体の楽しさ&大変さを実感してもらいたいという思いで、南米の打楽器のカホンを、きらめ樹間伐材で作るワークショップを開催させていただきました。
私も一緒に森に入り、伐採し、その製材&加工までを 自然素材工房はちどり の和田さんが、その後の製作ワークを木工作家の辻好弘さんが行なってくださいます。
そして最後に、私西本が演奏の講師になり、みんなできらめ樹カホンを演奏すると言う企画です。
きらめ樹間伐カホン製作ワークショップ(2021年実績) ◆4/6 第2回 きらめ樹カホン制作ワークショップ 4名 ◆7/22 第3回 きらめ樹カホン制作ワークショップ 3名
檜のウクレレ製作
まだ、製作ワークショップにまで昇華はできていないのですが、檜のウクレレ製作にも挑戦中です。
2021年3月、檜ウクレレを製作されている岡山県西粟倉のmori no oto 石川照男さんの元へ伺ってきまして、ウクレレ他、間伐材で作る楽器作りの現場を体感させていただきました。
2022年には、私も檜でウクレレを作り、ワークショップとしてみなさんに参加できるところまで進めたいと考えています。
様々な木工
さまざまな木工を製作、納品させていただきました。
基本的に木工製作&講師は、油良工藝社 大工の吉田健さんや、木工作家の辻好弘さんが中心に行っていただいています。2022年はウクレレにも挑戦したいです。
様々な木工(2021年実績) ◆きらめ樹スマホスタンド / スウェーデントーチ [販売、クラファンリターン] ◆子ども椅子、テーブル、看板 [大阪の保育園へ納品] ◆きらめ樹フローリング [広島の古民家へ納品] ◆出張講師 [居酒屋の棚作り]/[小学校でのベンチ作り] ◆出店 「ハイサイ琉球まつり2021」「棚田FES2021」「風人の祭2021」
ツリーハウス製作
「家作りは、森作り」をコンセプトに、きらめ樹材を利用したツリーハウスを、1年間かけて製作講座という形で、みんなで作り上げるという企画を行いました。500万円かかるその資金調達は、みんなで作りたいという想いから、クラウドファンディングという形を利用し、結果、405万円が集まりました。
応援いただいた皆様、本当にありがとうございました!
裏の森から伐り出すために、参加者の方も一緒に皮剥きをするなど、「ツリーハウスを作ること=森が元気になる」が体感できる講座となるよう工夫をしています。
2021年6月から着工し、現在2022年1月時点でツリーデッキまで完成しております。製作講座終了は5月、完成6月、宿泊オープンは秋の予定です。
◆クラウドファンディング ・ 2021/4/15〜5/15 「きらめ樹間伐ツリーハウスを作りたい!」 を開催 ・ 27都道府県 283名 405万円 が集まる ・ 一年間かけてみんなで作るツリーハウス製作講座 参加者 13名 クラファン終了後も寄付などが集まったため、当時の報告から数字が更新されています
◆きらめ樹間伐ツリーハウス製作講座 2021 6月→オリエンテーション/足場を組む 7月→きらめ樹のお話/きらめ樹体験/土台のきらめ樹伐倒 8月→図面の見方(ゲスト建築士)/土台を木に載せる 9月→電気工具の説明/大引きの加工/土台に載せる 10月→檜のデッキ張り/協賛の名前入れ 11月→デッキに墨入れ/配管・電源取り付け 12月→刃物の研ぎ方/配管電源を埋める/木材の刻み 2022年6月終了/7月完成予定/宿泊オープン秋
にしけん/なるみん 書リターン
上から撮影
電気配線&水道配管
電気配線&水道配管
電気配線&水道配管のための溝掘り
ツリーハウスのリターンに関して、現在「きらめ樹丸太の携帯スタンド」「間伐材のスウェーデントーチミニ(2個セット)」「オリジナル色文字」のリターンが済んでおります。もし到着してないという方がいらっしゃいましたら、ご連絡くださいませ。また、その他のリターンに関しては、現在以下のようなリターンスケジュールとなっております。長らくお待たせいたしておりまして申し訳ございません。
クラファンリターンのスケジュール
「きらめ樹のお箸」「きらめ樹のお箸(漆塗り/螺鈿)」→ツリーハウス完成まで(伸びてしまい申し訳ないです)
「ツリーハウスに名前を残す権利(大)(小)」→2月中
「自然音 5種類パック」「シェアビレッジ24 映像」→1年間の撮影終了後
「シェアビレッジデイキャンプ/一泊二日キャンプ」→昨年のご利用の予定でしたが、今年の利用も可能になります
【③周知】
実際、森の問題というのは、ここ丹波だけで起きている話でなく、日本全国の問題となっています。降水量が増している昨今の傾向も相まって、どうしても土砂災害の起こりやすい状況に陥っているのです。
そのため、さまざまな角度から森のことを知ってもらえたらと思い、いくつかの企画を進めています。
行きつけの森構想
森に入る人が一人でも増えて、一緒に活動してくれたら嬉しいなと思っているのですが、やはりみなさんに「丹波に来てくれ」というのはなかなか難しい。しかも、遠い場所で活動するというのは、それこそ継続が難しくなるので本末転倒。
それであれば、
「みなさんの近くに森があればいいんだ!」
と思いました!大阪にいる時には、なかなか森に繋がれないな…と落ち込んでいたのですが、活動をするようになって目線が変わってくると、家のすぐ近くにも森はあるものなのだなぁと感覚が変わってきました。
さらに、各地で活動をしているNPO団体というのは、思っている以上にたくさんあることもわかってきまして、そこに繋がるアンテナがあるかどうかだけなんだなとも思いました。
ですので、私西本が動き、各地の団体に繋がり、その活動内容などを発信共有をしていくことで、みなさんが各地域で森につながりやすくなるのではないか?と思っています。イメージとしては全国の森の活動をMAP化するような感じです。
そのタイトルを「行きつけの森構想」と名づけました。
2021年だけでも、たくさんの場所に繋いでいただけまして、その中で実際に僕が行って活動したものを実績として挙げますね。
行きつけの森構想(参加者募集中の活動地) ◆毎週 金 10〜16時→丹波氷上町・シェアビレッジの森 ◆毎月 第3土 10:00〜12:00→枚方穂谷・独歩ファームさんの畑&森 (7〜11月に参加) ◆毎月 第4土 10:00〜12:00→丹波篠山・ユニトピア篠山 里山エリア (7、9、10、12月に参加) 活動の呼びかけは、FBプライベートグループ「Forest Family」にて行なっています
上記以外にも、枚方で子どもと遊べる遊具を竹で作っている活動地や、大阪吹田の小学校にツリーデッキを作るプロジェクトなども動いています。徐々に形にできるように発信、製作を進めていきます。
きらめ樹お話会&体験会
きらめ樹のお話会&体験会(2021年実績) ◆4/20 @大阪府枚方市「Y’z美容室」 ◆7/11 @兵庫県神埼郡「七宝寺」 ◆8/8 @兵庫県丹波篠山市 個人宅
主に「きらめ樹間伐」の話を中心にしながら、森の現状からその解決策まで、西本があなたの地域にお話会をしに伺います。交通費と、参加費は投げ銭という形式で承っております。興味のある方は、ぜひ一度お問い合わせください。
また、森を持っているけどどうしたらいいんだろう?と悩んでいる方がいらっしゃいましたら、実際に森に足を運ばせていただいて、具体的な解決案を提示させていただきます。
森の撮影
森の撮影記録(2021年実績) ◆佐野 雄希さん/木下 花呼さん 3月クラウドファンディング「きらめ樹間伐ツリーハウスを作りたい!」プロモーションムービー製作 ◆内藤 翔さん 5〜12月 ツリーハウス製作記録撮影(2022年に記録ムービーとしてまとめる予定)
クラウドファンディングのムービー製作を通じて、森の様子を撮影記録するため、カメラマンの佐野雄希さん、木下 花呼さんに入っていただきました。
また一年を通して、ツリーハウスの出来上がる様子や、シェアビレッジの景色などを撮影するため、ウクレレ奏者でありカメラマンの内藤 翔さんに入っていただきました。
8月の長雨の際に、杉の葉に雨がポタポタ落ちる様子が素敵で、ポストカードにさせていただきました。森にいなくても森を体感できるような体験をさらに作っていきたいです。
お食事会
お食事会(2021年活動実績) ◆5月 きらめ樹✖️フレンチ 〜欅のプレートで〜 ◆6〜12月 地元丹波産の野菜を使ったランチ会
ツリーハウス製作講座の昼食時に、ビスタアリ マービーさんに丹波の無農薬野菜を使ったランチを提供いただきました。
また、シェアビレッジのキャンプ場を利用して、きらめ樹イベントのお昼ご飯を、フレンチのシェフに作っていただいたりもしました。
2021年はまだシェアビレッジの形が整っていなかったため、あまりオープンでのイベントができなかったのですが、今後さまざまな形で利用できたいいなぁと妄想しています。
キャンプや、マルシェや、お祭りや、夜の映画祭なんかも良いですよね〜
以上、NPO法人MAKE HAPPY 間伐プロジェクトの2021年活動報告でした。
改めまして、2021年に間伐プロジェクトに関わってくださった、たくさんのみなさま、本当に心からありがとうございました!
最後に / 今後のビジョン
昨年2021年は、「認知の年」になったと思っています。
2020年4月に私は森の活動を始め、その始めの一年間で、森で活動をするためのざっくりとした大枠が見えた気がしました。何が大切で、何がボトルネックになっているのか?それが体感として感じれたため、その解決にむけ、2021年4月にクラウドファンディングという形で打ち出し、自分から仕掛ける初めての一歩を踏み出しました。
それにより初めて、個人ではなく、チームとして間伐プロジェクトを動かし始められたのだと感じ、緊張が高まったのを覚えています。
その結果、全国のみなさんにご支援をいただくことができ、ツリーハウスも順調にできあがっております。また、きらめ樹イベントも年間で170名を超える皆さんに参加していただくことができ、間伐材を使った製作もさまざまな場所へ納品させていただけました。
きっと昨年は、「NPO法人MAKE HAPPY 間伐プロジェクトという団体があるんだ」という認知を、まずはしていただけた年になったのではないかと思っています。本当に皆さんありがとうございました。
とはいえ、まだ個人の活動範囲に毛が生えた程度の活動であることは十分理解しておりまして、これを全国規模で意識を統一し、1000年先に繋がるプロジェクトにまとめるには、まだまだ程遠いと感じております。
ですので、2022年の目標の一つは、今の活動を安定&拡大させるために、サポートしてくれるチームをしっかりと作り、個人を超えて活動を展開することです。
また森においても、伐採が進んだことで、ようやく森の中にスペースが空いてきて、何かを作り出していける段階に到達したように思いまして、
もう一つの目標は「森を創る」ことにおこうと思っております。
キーワードは、「土中環境」「植樹」「秘密基地作り」
今まで以上に森を深く知り、それをベースにより魅力的な森に創り上げていきます。そして、そこで得た知見を以って各地に広げていきたいです。
どうぞ今年も、間伐プロジェクトをよろしくお願いいたします。
また今後のビジョンに共感していただけましたら、活動継続のため資金援助として、以下のハッピーサポーターへの登録をしていただけると嬉しいです。
「1000年先の森を、今、みんなで創りませんか?」
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。ぜひ、森で会いましょう!
(追記)活動名が変わります
2022年から間伐プロジェクトの名前が変わります。新しい名前は
【間伐部門「山守 yama-mori」】です。
今までは【植林間伐部門「wonderful world 植林 festival」間伐プロジェクト】という、植林間伐部門の中の一つの “プロジェクト” という立ち位置でしたが、今回の活動名変更に伴いまして、“部門” という形へ、NPO内で独立する形を取らせていただきます。
詳しくは、以下のブログから
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MAKE HAPPYの詳しい活動は、HPよりご覧ください。
活動報告グループ「Forest Family」
日頃の活動のリアルタイムレポートは、FBグループ「Forest Family」にて行っております。良かったら覗いてみてください。