【レポート】(後半)第2回ツリーハウス製作講座はこちらから

こんにちは、NPO法人MAKE HAPPY 間伐プロジェクトリーダーにしけんです!

さあ、7月が始まりました!第2回目のツリーハウス製作講座のスタートです!

先日お伝えした通り、第2回の内容が変更となっています。詳しくは記事を読んでください。

簡単にいうと、ウッドショックの影響で、奇しくも、シェアビレッジの森からツリーハウスのほぼ全ての木材を調達する形になったんですね!

そして、講座も一回分余白ができてしまうということで、きらめ樹間伐を受講生全員に受けてもらう流れに!!!

いい流れですね〜〜

ウッドショックにも影響受けず、裏の森から全てをまかなう形が実現します!

今回は、その土台となる「木の皮剥き」「大木の伐倒」、そして座学として「電動工具の使い方」を行なった記録です。



きらめ樹間伐

私たちMAKE HAPPY 間伐プロジェクトが日頃から取り組んでいる間伐が「きらめ樹間伐」です。

方法としては、杉や檜の「皮を剥く」ということをします。

皮を剥かれると木は立ったまま枯れます。枯れると葉っぱが落ち、光が入ってきて、皮を剥かなかった木々が太っていける。そして根をしっかりと張るので、土壌が安定するのです。

この方法であれば、木を伐り倒すという方法に比べて危険が少ないです。

ですので、子どもから大人まで、みんなで森のお手入れができるのです。

死亡率の高く、賃金も安い林業。それゆえに林業に人は増えない。そして、人の手によって植えられた森ですら放置され、災害が起きる。

そんな現代の森に、僕たち自身がアプローチし、楽しみながら森のお手入れをする。「きらめ樹間伐」はそれを可能にするとっても希望のある方法だと、僕は感じています。

※きらめ樹間伐について、詳しくはこちらから

きらめ樹間伐材を使う

こうやって皮をむき、ふた夏を超えて自然の流れの中で乾燥した木は、木材として使ったときにとても強く、香りも良いです。(最近の木材は、強制的に熱風を当てて乾燥させるため、強度や香りが落ちていることが多いです)

今回のツリーハウスは、このきらめ樹材を主に使用して作って行きます

そのため、講座受講者さんに、このきらめ樹間伐を体験してもらうことはとても意味があると思っています。

なんせ自分達が今から作りあげる家の材料の調達に、実際に森に入り、その木を見て、その木の皮を剥き、木の命をいただく経験をするわけですから。

ということで、みなさんにこのような意味も説明させてもらいまして、いざ森へGO!

※みんなで軽トラに乗り込む、写真撮影時の演出です

まずは祈りを

さあ、シェアビレッジの森へ着きました!

ほんと歩いて5分くらいのところにある森ですが、やはりアスファルトの都会とは異世界です。

きらめ樹(皮剥き)は、春から夏の時期のみできます。理由は、木が水を吸い上げている時期だからです。

木は、根っこから水を吸い上げます。同時に葉っぱが太陽に当たるとき、「光合成」を起こします。

これは太陽の光が葉っぱに当たることで、空気中の二酸化炭素と、根っこから吸い上げた水を反応させて、酸素を空気中にだし、炭素を木の中に取り込むのです。この取り込まれた炭素が、木そのものになっていくのです。

こんな作用が起きているのが、春から夏の間なんです。この時期のみ水を吸い上げるんですね。

水を吸い上げるのは、幹と樹皮との間。だから、きらめ樹では皮を剥くのです。皮を剥くことで、水が吸い上げられなくなる。だから、木は枯れる。だから間伐の効果がある。

これは言い換えると、「木の命をいただくこと」そのものです。

だから、最初にみんなで祈りを捧げます。

お塩、お米、お酒をまいて、そして僕たちは歌を歌います。

『ひとつの木』
作曲:まーちゃんうーぽー

ひとつの木 この土と
土と共にありますように

この木々の 皮をむき
森の中に 光さすように

「今から、皮を剥きますよ」と、ちゃんとお伝えすることで、森と呼吸が合うようになってきます。また、森に慣れていない僕たちみんなの心が同じ空気になり、みんなでひとつの存在として、森という新しい場所に馴染んでいきます。

レッツ!きらめ樹!

さあ、ここからが本番です!

先ほど説明した、幹と樹皮との間を狙って、竹べらを楔(くさび)として打ち込んでいきます。

みんなで一周、皮をめくります。

さあ、準備が整ったら、



レッツ!!きらめ樹〜〜〜〜〜!!!

うまいこと行けば、20mくらいまでちゃんと皮が剥ける時も。

とっても、綺麗に皮が剥けました!

こんな感じで杉檜の皮を剥きあげることで、暗い森の中に、キラキラと光り輝くような美しい木が出現します!

それにより、数年後この森には光が溢れるでしょう。そんなキラキラも。

そして大人も子供もみんなで一緒に森にはいって、自然の雄大さに触れながら、命の大事さに触れながら、元気なって、表情もキラキラ。

そんな様を形容して、「きらめ樹(きらめき)」という名前がつけられたんですね。

後半に続きます。

お知らせ

イベントスケジュール

7/31〜8/1(土日)
【きらめ樹間伐キャンプ】@岡山和気

活動日

基本、毎週金曜日にシェアビレッジの森で森作りを行なっております。
参加無料。ぜひ、お気軽にお越しください。
来られる際は、西本までご一報ください。
info@makehappystory.com

間伐プロジェクトのビジョン

[森作り]
丹波シェアビレッジを拠点に、生物も植物も、全ての生と死が循環する豊かな森を創っていきます!

[行きつけの森]
全国にきらめ樹を伝えていき、みなさんのお住まいの地域に森を見つけていきます。あなたの「行きつけの森」を作りませんか?

[ツリーハウス/楽器作り]
木工を通じて、日本人が国産材を使うことの大事さを伝えていきます。今年は、きらめ樹材でDIY!

活動報告「Forest Family」

日頃の活動の詳しい報告は、FBグループ「Forest Family」にて行っております。

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