先日アップしました、大阪中津「本の部屋・Tonton」の看板製作の流れをシェアさせてください
始まりは、知り合いの楽器の先生のご紹介からスタート。生徒さんで、新たに図書館を始められる方がいらっしゃるとのことで、早速現地で打ち合わせ。
「以前、にしけんさんの作っていた、保育園の看板が好きで〜」
と仰って頂きまして、丸太で作っていく構想がスタート
まず大切なのが、”木材選び”
ここを失敗すると、全部が崩れる。
広葉樹?針葉樹
大きさは?厚さは?
で、なによりも、パっと見の空気感
そこで思い出したのが、以前ユニトピアささやまで間伐した、杉の木
サイズも良いし、みんなで皮を剥いた子がいた!
直径30cm。赤身のある、杉の丸太。
ユニトピアの方に許可ももらい、チェーンソーで輪切りに
今回、一番悩んだのが、店主さんの作られたTontonのロゴを、いかに看板にいれるか?
レーザーで焼いてもらうか?
スプレーで吹き付けるか?
その形に彫って、塗るか?
木を整形して、貼るか?
木工作家さんに相談したところ、「金属を埋め込むってのもありですよ」と、仰って頂き、
それに決定
しかも、ツリーハウスでご縁のあった方が、ちょうど金属加工の社長さん(笑)
工場まで行かせて頂き、いろんな金属を見させて頂き、金属の材質は【真鍮】に決定
そして、気を遣ったのが、割れ問題
世の中の木製看板で丸太の看板をあまり見ないのは(板の看板が多いのは)、100%ひび割れが入るから
“背割れ” という、あらかじめ木材に切れ込みをいれておくことで割れを防止する方法も今回試したのですが、デザインのテイストとどうしても合わない。
そこで木工作家さんと考えた方法が
【金属ロゴを、割れ止めにする】方法
看板の左下は、あえて割れ部分に、ロゴをかぶせています。
これにより、看板として長持ちしてくれるはずです
そこからは
ロゴの形をくり抜いて
ハンダゴテで書を描いて
塗装して
磨いて
裏にアクリルつけて
現地で微調整
いやー楽しかったーーー
かなりレベルアップをさせて頂きました
かなり良い看板が仕上がった気がしています。
しかも、
■顔の見える関係地で素材を調達出来ていること
■森から街までを繋げられていること
とても嬉しく思います
今回ご依頼くださった、安田京子さん
そして
・木工作家 辻好弘さん
・金属加工 平山さとしさん
・ユニトピアささやま 辻さん
・パナソニックエコリレージャパン 山口進さん
・工房 陽楽の森
・ウクレレ 内藤翔さん
みなさま、ありがとうございました
今後も、森と人を繋げることを意識した製作、続けていきます。
そして、
本の部屋・Tontonが、繁盛していきますように
【本の部屋・Tonton】
大阪府大阪市北区中津3丁目17-5 UPCYCLE中津荘101号室
インスタグラム→https://instagram.com/hon_noheya_tonton2022?igshid=YmMyMTA2M2Y=
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「森作り」=「すべての生命を支える森の循環を作る」という行動に対して、価値を置き、お金を回して行くことが私たち山守の目指すひとつの形です。
現在の「林業」は「良質な木材を売る」ということに特化した産業です。どうしてもその価値観だけでは、経済状況により、森も形を変えざるを得ません。(あくまでも、林業も大切な産業の一つという認識です)
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