水不足の問題って、世界ではかなり深刻らしいですね。
調べてみると、どうやら人口の40%約36億人が水不足に悩まされているとのこと。
世界の7割は海と言われているし、水ってたくさんあるじゃん?と思ってしまうけれど、世界に存在する水のうち飲み水として利用できる水は、わずか0.01%ほどらしい。
そう考えると、蛇口をひねれば飲み水が出てくる日本ってかなり凄いんでしょうね。しかも、日本の森に入ってて感じるのは、川の水も飲むことが出来るくらい綺麗な水だという事。
実際、活動中に喉が渇いたら、にしけん飲んでます笑笑!
しかも、冷たいという、ありがたさ笑
日本、奇跡すぎる。
でもね、同時に想像してしまうのは、こんな恵まれた日本であっても都会で被災したらどうなるんだっけ?ということ。
街中で、地震に巻き込まれたら?
川が氾濫して、家が浸水したら?
数年前に大阪でも地震があった。先日だって大和川が氾濫すれすれ。(←決壊したら大阪水浸し) 今後、南海トラフも確実にやってくる。
有事の際、きっと電気やガスが無くて困るんだろうなと思うのです。
でももっと深刻なのは【水】なんじゃないかな?とも思うのです。
人間、どうやら水を飲まなければ1週間と持たないらしいです。しかも、トイレの問題もある。
山守として活動してる一つの理由は、そんな災害時にでも、ライフラインを保てるようにするための手段や場所をみんなとシェアしたいから。
森の近くにいれば、川の水や、井戸の水が手に入る。
トイレも森の中では水は必要ない。土の上ですれば、そのまま土に還る。
そして、なんと木があれば火も起こせるし、小屋も作れる。光にもなる。畑があれば食べるものが手に入る。
“森の近くにいれば、生きていける”
その理由は、僕たちが生きるためのモノは全て、自然が作ってくれているから。
でも、その自然の中で生きようとしたら、自然のルールをわかっていないと生きてはいけない。
昔の人は、自然の中に自分たちの居場所を開拓し、襲いくる自然を受け流しながら、生きながらえて来た。
自然を受け入れながら、活かしながら。
もしかしたら現代の技術も、そんな気持ちから生まれてきた技術なのかもしれないと思う。コンクリートで固めることで自然の中に人間の居場所を確保しようとした。
でもやっぱり、自然は押さえ込むことはできない。抑え込めば、絶対に崩れる。
自然の摂理を、循環を忘れてしまっては、人間は生きてはいけない。
だからこそ今改めて、人は自然に触れ、昔の人が作ってきた、自然の受け流し方を知ることが大事だと思う。
その痕跡が、里山には残っていたりする。
だから、今僕は森に入ってる。
そして、日々わかったことをみんなに伝えてるつもり。
いずれ来るいざという時に、周りの人を救うために。可能であれば、未然に防ぐために。
ちなみに、水の逃げ道さえちゃんとした形で確保できれば、コンクリートとも共存は可能なんです。
だから決して、現代技術を否定しているとは捉えないで欲しいです。
現代の技術とも掛け合わせて、昔の技術を現代にアップデートすることが、今を生きている僕たちにとって意味があることだと思う。
あぁ、今年も水害の季節が来てしまった…と悲しいような、怖いような気持ちになったので投稿しました。
亡くなられた方のご冥福を祈ると共に、今後の被害を少なくするために僕自身ができる事を努力します。
そしてもし良かったら、あなたも森に来て欲しい。一緒に自然を学びましょう。
もしくは、森に来れない方は山守を応援して欲しい。山守サポーターになって欲しい。
頑張ります。どうぞよろしくお願いいたします!
※写真は2年前にシェアビレッジで、浸水しそうになる経験をした時のもの。怖かったけど、浸水してもここならなんとかなるなといつ安心感もあった。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
⁂ 山守では森を開くことで、「ハレの日」作り、「行きつけの森」作りを行っています。また、活動は山守サポーター様のご支援で成り立っています⁂
■山守サポーター募集中■
現在36名49口→150口目指してます
趣旨ページ
■行きつけの森スケジュール■
2023/6/9(金)13:30〜16:00
杉檜の皮剥き(料金→ドネーション)@兵庫県丹波市・シェアビレッジの森
2023/6/17(土)10〜12時
ボランティア活動(無料)@大阪枚方「独歩ファーム」の畑&森
■イベント■
2023/7/1(土)10〜16時「きらめ樹間伐」@大阪枚方穂谷・独歩ファームの森